たおやめぶり


「風立ちぬ」と「風博士」

2013年06月20日 15:23

堀辰雄の「風立ちぬ」は、一部の心無い評論家などから「肺病文学」などと揶揄されたためもあってか、近頃はあまり読まれていないようです。

しかし、洗練された文体や手法から謙虚に学ぶべき点は多々ございます。是非、一度は手に取っていただきたい名作です。

 

坂口安吾の「風博士」は牧野信一の激賞を受けた佳作です。

坂口安吾の意外な一面を知ることができる作品ですので、同じ「風」つながりで、こちらもご一読をお勧めします。

 

牧野信一も近年、再評価の動きがあるのは喜ばしい限りです。

とりあえず、比較的入手しやすい作品として、「ゼーロン・淡雪」(岩波文庫)を掲げておきます。

 

近頃多忙であり、次回更新はいつになるかわかりません。

生来、怠け者ですので、今後ともおおらかな気持ちでお付き合い頂けますと幸甚です。

それでは失礼いたします。

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