たおやめぶり


凍りついた瞳

2013年06月21日 17:49

私は、漫画と文芸は同一のスペクトラムに含まれると考えますので、優れた漫画作品も拙ブログでは取り上げます。

「凍りついた瞳」 ささや ななえ著 (YOU漫画文庫) 集英社 1996年という作品があります。

児童虐待を正面から取り扱ったという以外に、私の拙い筆では、表現できません。

正直に告白しますが、いまだに読了できておりません。「重たい」とかそういう次元を通り越しています。

でも、決して目をそむけてはいけないと思うので、必ず完読します。いや、どんなにつらくとも何度も読み返します。

皆さまにも、悲しいという軽薄な表現ではとても表現できないけれども、こうした現実がある以上、一度は読んで頂きたいです。

 

なお、「児童相談所 『父親による虐待』が問題化しないのはなぜか」(新潮文庫 「日本の聖域」『選択』編集部編 129頁以下)も併せてご参照くださいませ。

どんなに吐き気を催すような現実であっても、現実から目を背けてはなりません。

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