たおやめぶり


明るい太宰

2013年06月15日 23:44

太宰と聞いてみなさんが思いつくのはなんでしょうか?

「人間失格」「斜陽」「ヴィヨンの妻」など、暗くて、自己愛的、厭世的、抑鬱的、そんな影のあるイメージはないでしょうか?

でも、彼の作品の中には、「走れメロス」だけでなく、「御伽草子」、「パンドラの匣」などの明るい作品群もあるんです。

そして彼の作品は天真爛漫というか嫌味が全くないんです。若いころ習った義太夫や津軽の民話夜語りも影響しているんじゃないかなぁ。

アンチ太宰の読者の皆様には

上記作品のほか

「女生徒」、「待つ」、「トカトントン」(少し怖いけど)、「右大臣実朝」、なんかを特にお勧めします。

彼の以外な一面に触れることができると思いますよ。

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